大人のためのアンパンマン
2006年11月2日
※今日の日記はレビューという形式を取っていますが、
実際はレビューではなく、オトナのためのネタです。
女子供には刺激が強すぎるかもね！
よお、俺アンパンマン。
つかさ、ジャム爺のやろうマジでネーミングセンスねえよな。
「君はアンパンだから、アンパンマン、
このロジカルな名前の付け方に、依存はないよね？」
みたいな顔してっけどよー、
お前それありえないだろ、常識的に考えて。
俺だって植草手鏡とか、TASHIROとか、そういうハイセンスな名前ほしいよ。
でも名前変えるのとかホント面倒だしな。
まぁ一度定着したものはしゃーねえ、俺も男だ。
ここはアンパンマンって名前で一生を全うするわ。世の中ホント不条理。カミュは正しい。太陽が全部悪い。
話は変わるけど最近バイキンマンがまた調子にのってきてねぇ。
また色々悪戯するわけよ、町中で。
で、ジャム爺が言うわけよ。
「おい、バイキンマンが暴れてるぞ！ぶん殴って来い！」
ってね。
いやおかしいだろ。なんで何もかも暴力で解決しようとするの？
まず対話じゃないの？必要なのは。
北朝鮮だって六カ国協議に応じるって言ってんだぜ？
あの金公だって対話に応じるんだ。
バイキンマンだってきっと対話に応じるさ。
それには長い長い交渉が必要だってことは分かってる。
その内に核実験とかするかもしれない。
でもそれは仕方ない。
双方納得するまで価値観をぶつけあいながら、トコトン話会ううちに、妥協点とかみつかるんじゃねえの？
一方の望みだけが叶えられる社会なんて有り得ないからな。
そこは共存という概念を持たなきゃ駄目だろ。
それがオトナの考え方ってもんじゃねえの？
いや確かにね、バイキンマンは悪いことやってるよ、
カツ丼君のカツ丼を無断で食べたりね。
でもそこで何故そういった行為に及んだか、ということをキチンと訊かなければならないんじゃないかな？
その段階を素っ飛ばしていきなり鉄拳制裁（アンパンチ）はちょっと酷いんじゃないかな？
俺も雇われの身だ。ジャム爺の命令は絶対だからな。爺が言うから甘んじてバイキンマンを渾身の力を籠めて殴りつけてっけど、まぁそれはそれで一種のカタルシスを得る事が出来て快感なわけだけれども、まぁ俺も立派なアンパンだ。良心の呵責は感じてるよ。
だってアレだぜ？☆になるまで遠くにぶっ飛ぶんだぜ？そりゃ、毎回毎回「やべ、死んだかも。」って思うよ。打ち所悪かったらまじ即死だろ、あの飛行距離は。たまに自分の怪力が恐ろしくなるよ。
でアレだ、そういうことをジャム爺に言ってみたわけよ。
そしたらあの爺こう言ったんだ。
「アンパンは黙って俺の言うことを聞いておけばいいんだ。
調子に乗ってっと貴様のド頭に俺の糞詰め込むぞ！」
いやーマジ怖いわー。この爺さん考える事が一々鬼畜。
黒い糞だったらあんこと見分けがつかないかも知れないしな、そこらへん計算してるあたりこの爺さんの老獪さが垣間見える。
つーことで今日もちょっくらパトロール行ってくるわ。
最後に俺からのアドバイス。
上司に逆らうのとかやめた方がいいよ。そんなの無駄だから。どんなに不条理な事言われても、黙って従う。これがうまく生きる秘訣よ。んじゃあ、お前ら今日もヘーコラしながら生きろよ！
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