Aerosmith 『Rocks』
2006年11月23日 音楽
Aerosmith CD Columbia 2002/05/20
Back in the saddle
Last child
Rats in the cellar
Combination
Sick as a dog
Nobody’s fault
Get the lead out
Lick and a promise
Home tonight
今日はレビューでもやりますかね。
Aerosmith『Rocks』
僕がこれまでに演奏したことがある楽器と言えばハーモニカ、リコーダー、カスタネットくらいのものなので、ギターのコードがどうとかいうことは全く分かりません。
ですからこのアルバムのレビューにおいても、そういう専門的な話は一切出てきませんので、安心してほしいと思います。
そんで、このRocksというアルバム。
僕がこのアルバムとであったのは必然といっていい。
このアルバムを聴く前に、エアロのベスト盤を聴いたのですが、
僕は激しく興奮しました。
なんや!この熱くうごめくリズムは!
これが本場のロックか!こりゃーエライこっちゃ!
と一字一句異なることなく思いました。
体を自然と揺らしたくなる、うねる様なギター。
激しいながらも抜群のリズム感を誇るドラムス。
深い渋みを感じさせる、ベース。
そして空気を切り裂くように放ち続けられる、ボーカル(スティーブン・タイラー)の高音シャウト。
一気にエアロの世界に引き擦り込まれ、そこで僕は狂ったようにその「音楽」たちを貪り聴きました。
また、その迸る音に体中が自然に反応し、血液は沸騰し、神経は鋭く研ぎ澄まされ、脳ミソはグルグルと抽象的なイメージを沸きだしていました。
ベスト盤を聴き、すっかりエアロの虜になった盛男は次ぎはオリジナルアルバムを聴いてみよう、そうしよう。
と思い、ネットで評判の良かったrocksを聴いてみる事にしました。
「どんな感動が待っているんだろう。楽しみでならない。」
僕はそう思いながら、コンポに借りてきた(学生さんはお金が無い)CDをインサートし、再生ボタンを震える指先でそっと押しました。
…
……
…………
気付いたらいつのまにかCDの再生は終わり、静かな、いつもの気だるい空気が部屋を支配しています。
な、何が起こったというのだろう?
僕はいまだに何が起こったのか分かりませんでした。
ただ覚えているのは、圧倒的な緊張感に体中を縛られ、
コンポの前で激しい動悸に耐えていた、ということくらいでした。
あまりにも強烈な緊張感。
以下、僕がしばらくの放心状態から抜け出し、コーラを飲みながら静かに述懐。
大都会ニューヨークで必死で自己主張を続ける不良の五人組(エアロスミス)。
彼らが体現しのは自らの心境。
おそらくそれは緊張感でしょう。
生きるか死ぬか。
ドラック付けの毎日。酒と女とクスリとロケンロー。
体は悲鳴を上げる。
それでも眩しく光る、彼らの体の奥底から沸き上がる情熱。
生きて自分を世間に見せ付ける、認めさせる、という情熱。
だがその情熱を叶える、具体的な形にするのは困難を極めるでしょう。
その困難と、ドラッグ等により蝕まれる体により、彼らの緊張、焦りはますます増幅される。
彼らの焦り、主張、情熱が余すことなく表されたアルバム、
それがこの「Rocks」なのでしょう。
空間を歪める様なサウンド。
どこか深遠な谷の奥底から響いてくるようなボーカル。
緊迫した熱があたりに充満したような錯覚を覚えてしまう。
このアルバムを聴き、改めてロックが好きになり、エアロスミスが好きになりました。
よかったら聴いてみてください。
http://blog.with2.net/link.php?373700
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Back in the saddle
Last child
Rats in the cellar
Combination
Sick as a dog
Nobody’s fault
Get the lead out
Lick and a promise
Home tonight
今日はレビューでもやりますかね。
Aerosmith『Rocks』
僕がこれまでに演奏したことがある楽器と言えばハーモニカ、リコーダー、カスタネットくらいのものなので、ギターのコードがどうとかいうことは全く分かりません。
ですからこのアルバムのレビューにおいても、そういう専門的な話は一切出てきませんので、安心してほしいと思います。
そんで、このRocksというアルバム。
僕がこのアルバムとであったのは必然といっていい。
このアルバムを聴く前に、エアロのベスト盤を聴いたのですが、
僕は激しく興奮しました。
なんや!この熱くうごめくリズムは!
これが本場のロックか!こりゃーエライこっちゃ!
と一字一句異なることなく思いました。
体を自然と揺らしたくなる、うねる様なギター。
激しいながらも抜群のリズム感を誇るドラムス。
深い渋みを感じさせる、ベース。
そして空気を切り裂くように放ち続けられる、ボーカル(スティーブン・タイラー)の高音シャウト。
一気にエアロの世界に引き擦り込まれ、そこで僕は狂ったようにその「音楽」たちを貪り聴きました。
また、その迸る音に体中が自然に反応し、血液は沸騰し、神経は鋭く研ぎ澄まされ、脳ミソはグルグルと抽象的なイメージを沸きだしていました。
ベスト盤を聴き、すっかりエアロの虜になった盛男は次ぎはオリジナルアルバムを聴いてみよう、そうしよう。
と思い、ネットで評判の良かったrocksを聴いてみる事にしました。
「どんな感動が待っているんだろう。楽しみでならない。」
僕はそう思いながら、コンポに借りてきた(学生さんはお金が無い)CDをインサートし、再生ボタンを震える指先でそっと押しました。
…
……
…………
気付いたらいつのまにかCDの再生は終わり、静かな、いつもの気だるい空気が部屋を支配しています。
な、何が起こったというのだろう?
僕はいまだに何が起こったのか分かりませんでした。
ただ覚えているのは、圧倒的な緊張感に体中を縛られ、
コンポの前で激しい動悸に耐えていた、ということくらいでした。
あまりにも強烈な緊張感。
以下、僕がしばらくの放心状態から抜け出し、コーラを飲みながら静かに述懐。
大都会ニューヨークで必死で自己主張を続ける不良の五人組(エアロスミス)。
彼らが体現しのは自らの心境。
おそらくそれは緊張感でしょう。
生きるか死ぬか。
ドラック付けの毎日。酒と女とクスリとロケンロー。
体は悲鳴を上げる。
それでも眩しく光る、彼らの体の奥底から沸き上がる情熱。
生きて自分を世間に見せ付ける、認めさせる、という情熱。
だがその情熱を叶える、具体的な形にするのは困難を極めるでしょう。
その困難と、ドラッグ等により蝕まれる体により、彼らの緊張、焦りはますます増幅される。
彼らの焦り、主張、情熱が余すことなく表されたアルバム、
それがこの「Rocks」なのでしょう。
空間を歪める様なサウンド。
どこか深遠な谷の奥底から響いてくるようなボーカル。
緊迫した熱があたりに充満したような錯覚を覚えてしまう。
このアルバムを聴き、改めてロックが好きになり、エアロスミスが好きになりました。
よかったら聴いてみてください。
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