実はわたし、こう見えてなかなかどうして読書が好きだったり、音楽をリッスンするのが好きだったり、映画を鑑賞するのが好きだったりするんですよね。オナニーも大好きですけど。

で、当然の如く感動する作品に出会ったりするわけです。
そんで、思うんですよね。
ああ、レビュー書きたい、そして世の中の皆様にこの作品の素晴らしさを教えたい!って。

でも、ふと思うんですよ。

「世の皆さんが、俺が興味を持っている作品に、必ずしも興味なんか抱くわけないよね…。」って。

当たり前の話で、例えば、僕はモーニング娘。ってグループには正味な話、興味がないんですね。それは別に嫌ってる、とかそういうう次元の話ではなくて、ただ純粋に、このグループの音楽を聴こう、って気になれないのです。そしてその思いは、例えブログやサイトなどでレビューを読もうが、変わる事はないなぁ、と確信に近い思いもあります。
そういう思い(誰もモーニング娘。を聴かない、っつー話ではないですよ。)は誰しも持っているはずです。

まぁ、興味を抱かせるように、面白おかしく書かれていれば読むよ、というのはご尤もな論理ではありますが、
それはある視点が抜けてるんですね。

それは、初心者にむけてのテキストか、熟練者に向けてのそれか、という視点です。

当たり前ですが、初心者ってーのは無知で、
右も左もわかりません。

翻って、熟練者ってーのは、
右も左も上も下も完璧で、眠たいこと書いてたらしばくぞ、って気概ですよね、往々にして。

ですから、面白く書こうにも、対象が定まらない場合、
まず、文を書こうにも、書きようがないんですね。

もちろん、初心者用のページ、熟練者用のページと、
まぁ雰囲気でわかるものなのですが、
このブログの在り方として、来て下さった人全員がサティスファクションを得ればいいなぁ、なぞと思っておりますので、
人を選ぶような事はしたくありません。

そういう風に徒然と考えていたのですが、やっぱりどうも気にかかる根本の思いは「エゴ」なのかな、と思います。

以下、少し過激な事を書きますが、

レビューってのは、必ずそうであるわけではありませんが、
往々にして「俺がいいと思ってるんだ!お前もそう思うだろ!な!」
みたいなマインドがあると思うんですよ。
繰り返しますが、全員がそうであるとは言いません。
ただ、押し付けの感情ってのはあってもゴク自然。 ナチュラル。と言いたい。
白状しますが、少なくとも僕はレビューを書く時、
押しつけマインドを持っています。

読めよ、聴けよ、観ろよ、のマインドを持って書いています。
だって、そう思うからこそ、レビューを書くわけで。
当然の話ですけど、他人に読んでもらいたいから、本のれびゅーを書くのって、一般的な動機ですよね。

それで、僕はその読めよ・聴けよ・観ろよ、というマインドを発する自分がどうもこう、浅ましくて嫌になるんですね。
まぁそりゃあわよくば興味を抱いてもらえればコレ幸い、別に興味を持ってもらわなくとも結構でございます、
と思わない事もないのですが、
どうしても他人は自分の素晴らしいと思ったものに無条件で素晴らしい、と思うに違いない、という馬鹿げた考えも在り、自分でもいやんいやんと思ってしまうのです。

自分はまだまだ未熟で餓鬼だなぁ、
と思わずにはいられない、昼下がりの午後。



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コメント

2006年12月21日22:49

まぁ、でも盛男さんからは、「読め、聴け、観ろ」の強制的な感じは受けませんけどねぇ・・・

盛男さんにはもっと砕けてるイメージを僕は持ってますけどね。

nophoto
AKI
2006年12月21日23:51

冒頭の卑猥な単語がかき消されてしまうほどのフレッシュな
内容であった。

盛男
盛男
2006年12月22日22:58

柳氏>
>>盛男さんからは、「読め、聴け、観ろ」の強制的な感じは受けませんけどねぇ・

そう言っていただいて嬉しいです。
一度しかレビューは書いていないんですが、
自分の中に随分と「聴けよ、最低限アマゾンはみろよ。」
みたいな思があって、それが表に出ていなかったかなぁ、
と若干心配していたので、その言葉をいただけ、安心いたしました。

AKI氏>

オナニー!
自涜!
手淫!
マスターベーション!

どうだい?
フレッシュだろう?グヘヘヘヘ。