恋愛は確率

2007年11月13日 恋愛
本日。友人と定食屋で「恋愛を成功させる条件とは何か」という議題について意見を交わした。因みにここでいう恋愛を成功させる、というのは結婚する事ではないし、お付き合いを円滑に進めることでも無くて、
「好きな子とお付き合いできること」であります。



結果、ひとつの結論として、

「数打ちゃ当たる」

というどこにでもありそうな、凡庸なそれに到達しました。



その凡庸な結論を裏付ける論理を説明すると、
人間は誰しも恋愛確率みたいなものを持っていて、
それは「顔」や「性格」や「教養」や「金」で決まる。これをゲージと呼ぼう!

その恋愛ゲージが高ければ、高いほど恋愛確率が高くなり、すなわち恋愛を成功(意中の女のことお付き合いすること)させる可能性が高まる、というわけであります。

キムタクなんかはもう、顔ゲージがマックス突き抜けるほど貯まっているので、恋愛を成功させる可能性がもんすごい高い。あと、お金ゲージも言うこと無いし、たぶん、フェロモンゲージも溢れんばかりに貯まっていることだろう。
そういう観点から見て、キムタクはそりゃあもう、とんでもないモテ男、色男、ちゅーことになりますわね。

翻って、僕みたいなどーしようもない男は、恋愛確率なんてごくごく僅か。チョコバットの当たりが出るよりも低い確率しかない男なので、当然、恋愛をしようとしても、玉砕することが多くなる。



そんな恋愛確率の低い男が一人の女の子のみを標的にするとどえらいことになる。例えば僕みたいにMたんに夢中・ゾッコンにあってしまうとか、ウェルテル(彼は決してもてないわけではないが)がロッテを世界の全てだと思ってしまうとか、そういった盲目的な状態になるのはきわめて危険なことだ。

なぜなら、そもそも恋愛確率が低い、すなわち「お付き合い」することが出来ない可能性が極めて高い男が一人の女の子に無我夢中になる、ということは即ち!最後に「大ショック」を受ける可能性がこれまた極めて高い!という自明の論理から明らかである。



人間、誰しも大ショックを受けたくないものである。
自分の意のままに世界が回り、傷つかず、安らかな毎日を送りたいものだ。

しかし現実はまるで正反対で、毎日毎日意に反することばかりで、傷つき、苛立ち、焦燥に駆られる日々が続く。


そんな嫌な世界を少しでも鮮やかに彩るには、やはり心通う恋愛、これが必要である。

だけど、傷つきたくない!大ショックを受けたくない!という甘ったれた・しみったれた想いが我々の胸に存在するのも、また事実。



そこで、先ほどの恋愛確率が登場するのだが、
これはまた違った見方が出来る。ポートフォリオの論理だ。
ポートフォリオというのはリスク分散のことで、良く使われる例は
『持っている卵全部をひとつのカゴに入れてはならん!複数のカゴを用意して、それにバランスよく入れておかねばならんぞい』というものがある。ひとつのカゴに入れておくとそれを落っことした時卵は全部割れちゃうけど、複数用意しておけば、ひとつくらい落っことしても被害は軽減できるよね、ということが言いたいわけです。



恋愛確率にこの話を当てはめてみると、こうなる。

「ひとりの女の子を追っかけ続ければ、それが失敗した時、ものすごく辛いよね。だったら何人か同時に追いかければいいじゃない。
だって、仮にひとり駄目になっても、まだ僕には追いかけることの出来る女の子がいるのだから、さほどショックを受けないもんね。
更に、恋愛確率の考えから言って、何人も追いかけられる女の子がいる、ということは即ち、それだけ恋愛を成功させる可能性が高まる、ということだもんね、うん」

そういうことである!上のカギカッコに、全ては詰まっている!



ただ、ただである!

僕は、恋愛確率の話に諸手を挙げて賛成は、悲しいかな、できないのである。

恋愛って、そういうことなの…?好きな子って、そんなにイージーにできるの…?そもそも、なんかそんな打算的な男って、なんか嫌だわ…。なんて青臭いことも、これまた思うわけでして…。


まあ…もう少し熟考すべき余地はあるんじゃないかな…、
恋愛をまるで「デパ地下試食歩き」みたいに、これはうまい、これはまずい、といった感じの軽いノリで済ますのは…、僕の本意じゃない…、そんな気も…するね…。
ああ…分からない…。とりあえず、オナニーして、寝よう…。

















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