思い出したくもない、前回のナンパである。
私と山田は勢い勇んでナンパに繰り出したものの、
おばあちゃんの道案内しかできなかった、というぜんぜん面白くない結果に終わる。

面白くなくても口惜しい我々。
再度ナンパに繰り出すことを決意。

盛男「前回の敗因は何だろう?」

山田「せっかくナンパに行ったのに、なぜギャルに声を掛けられなかったのか、という問いでいいのかな?」

盛男「イエス・プリキュア。マッハGOGO」

山田「ラディカルなことから説明するよ?」

盛男「どうぞ」

山田「俺らってさ、なんというか、顔、良くないよね…、いや、さすがにドドリアさんレベルとは言わないよ?でも、まあ、若い女の子がほいほいついてくる顔を有しているか、と問われれば…」

盛男「否っちゅーことになる。すなわち稲中卓球部レベル、ということになるな」

山田「だから、どこかで積極的になれない、って部分があると思うんだ。それに致命的な事に、童貞だしね」

盛男「風俗には何回も行ったけど関係ないよね」

山田「消極的マインドを、雲散霧消させる方法があるんだ」

盛男「その心は?」

山田「イケメンを連れて行くんだよ、ナンパに」

盛男「お、おお…」





山田、かく語りき。

……
………

ナンパで大事なことは、
実際にはなして、どこかで遊んで、仲良くなることである。

その入り口となる声掛けの部分、すなわち俺たちが女の子を誘うとき、イケメンがいたほうが、彼女らと遊べる確率が高くなる。
当たり前だが、ギャルは男前に弱いからである。

しかし、いくら男前と行っても、必ずしも女の子とうまくいくわけではない。馬が合わないとか、よくよく見てみるとそれほど男前ではなかったとか、いろいろな理由によって、男前もたまには失敗をする。

そこで、俺らがハイエナ的にその女の子に接近。
傷心の女の子を優しく介抱し、その流れでベッドで秘密の介抱をするのである。

無論、そんなにうまくいくはずもない、君は言うかもしれない。
しかし俺たちには「とにかくやってみる」ことしか、残された方法はないのである。

……
………






盛男「実に、実にいいアイディアだよ、山田氏。幸い、一人者のイケメンも、おれは知っている。しかも彼女がほしいとか叫んでた」

山田「決まり…だな」

盛男「ああ」








明日、我々は決戦の地へ赴く。

ストリートでは厳しい罵倒を浴びせられるかもしれない。ダンゴ虫を眺めるような、無関心な視線を注がれるかもしれない。

しかし今の俺はそれすらも快感となるだろう、と半ば確信に近い予測が出来る。
なにしろ、明日に備えて1週間オナ禁していたのだ。
女の子を見ているだけで興奮することに、疑いの余地はない。

準備はすべて整っている。あとは、明日雨が降らないことを祈るばかりだ。







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次回の更新はナンパの結果報告となる。
どんなことが起こったのか、つぶさに書いていきたい。

コメント

nophoto
Pranee
2012年10月29日9:07

That’s way more clever than I was expceting. Thanks!