100円のタイミング
2008年9月22日 会話・タイミングの話
「昨日1日で俺、幾ら使ったと思う?」
「千円くらい?」
「甘いわ、甘すぎるわ、その発想。びっくりする準備しといて。
言うよ?」
「うん」
「準備してる?」
「してるよ、早く言ってや」
「ホンマに準備してる?」
「してるっつーの」
「じゃあ訊くけど、どのようなじゅん」
「うるさいわ!はよ言え!!!」
「そんなに怒らんでもええやん」
「なかなか言わなんお前が悪いわ!」
「それにしても、そんな悪魔の末裔みたいな顔されたらこっちも恐いやんか」
「鬼瓦みたいな顔やった?」
「鬼瓦2みたいな顔やったわ」
「うそーん、2まで行った?」
「そりゃ行くよ。セカンドシーズンやんか」
「アレやろ?秋の銀杏並木バックに、やろ?」
「ぎゃはははは!!!」
「そんで颯爽と鬼瓦登場!!!」
「出てきていきなり眉間に皺千本くらい入ってるもんな」
「ありゃあ恐かったわー」
「そうなんやけど、これはどっちがどっちなの、今?」
「どっちがどっちて?」
「いや、アレやんか、昨日幾ら使ったと思う?って言ったほうやんか」
「そんなんどっちゃでもええわ、それより鬼瓦2って、君、おもろいなあ」
「いやいいやいや、読んでる人おるんよ?」
「数えさしたったらええわ、そんなもん、それよりもやなあ、鬼瓦の相棒の鯉登次課長もたいがいに怖かったなあ」
「鯉登さんはこわいよー、夜でもグラサンですから。ポマードべった~でオールバックですから」
「声ひっくいひっくいやったなあ、その声はどんな声帯の揺れ方をして出てきたんですか?って訊きたかったもん」
「いやあ、鯉登さんはこわかったわ」
「で、幾ら使ったの?」
「え?俺でええの?」
「そうや、君が最初に質問したほうや」
「ホンマ?」
「うん」
「いやもう、ええわ、その話は」
「ええやんか、ここまで言うたんやから」
「ええって」
「軽くでええよ、軽くで。」
「だって鬼瓦さん出されたらもう、どうしようもないやんか、こっちは」
「そんなことないよ、勝ち負けじゃないから」
「いやいや、君はナメるもん、俺のこと。俺が100円やていうも」
「100円!?」
「ああ!さいっあくや!!!!言うてしまった!!!墓まで持っていこう、って思ってたのに!」
「うそやろ?」
「いや、ホンマに100円やったんやって!」
「いやいや、今はそのウソじゃないよ。墓までもっていこう、いうとこやんか。実はそのタイミングで言いたかったんやろ?何気なく口から滑らせた感じで言いたかったんやろ?」
「なに言ってんの?ちがうちがう!!そんな小さっい悪と俺を同列にするな!と!!俺はかなりの悪なんやと!!」
「いやいや、もう、バレバレやったもん、間ぁが完璧やったもん、俺が100円、って言った後の返答の間が完璧やったもん。声の張り方も、顔の歪みも完璧やったもん。そんな完璧にやられたら、そりゃこっちもウソやろ?って言うしかないやんか」
「完璧やからこそ素ぅなんやって!俺の素をナメんなよ!!??もっそいボケ~っとしてるからな!!!」
「なおさらダメやないか!!ボケ~っとしてたらあんな間で入ってこれんわ」
「いや、ボケ~から臨戦態勢に入るまでの間がかなり俊敏なんですよ。スパーン……ですよ、ええ。」
「…?スパーン言われても分からんわ」
「速い、ゆうことやね、要するに。いや、とにかくもう、ホンマにワザとではないんやって!!」
「まあそれはええわ、でも、もっと言えば1日で100円しか使ってない、というのもウソやろ?」
「税込みで100円や」
「それはええよ、でもじゃあ、君は電気を使わなかったのかと。水を出さなかったのかと。ガスを使わなかったのかと」
「ああああ!!!!」
「ね?そういうことやね、俺が言いたいのは」
「うわわわわわあああ!!」
「うるさい!!」
「正直に言います、タイミングばっちし狙って100円言いました。すいませんでした」
「やっぱりか!」
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「千円くらい?」
「甘いわ、甘すぎるわ、その発想。びっくりする準備しといて。
言うよ?」
「うん」
「準備してる?」
「してるよ、早く言ってや」
「ホンマに準備してる?」
「してるっつーの」
「じゃあ訊くけど、どのようなじゅん」
「うるさいわ!はよ言え!!!」
「そんなに怒らんでもええやん」
「なかなか言わなんお前が悪いわ!」
「それにしても、そんな悪魔の末裔みたいな顔されたらこっちも恐いやんか」
「鬼瓦みたいな顔やった?」
「鬼瓦2みたいな顔やったわ」
「うそーん、2まで行った?」
「そりゃ行くよ。セカンドシーズンやんか」
「アレやろ?秋の銀杏並木バックに、やろ?」
「ぎゃはははは!!!」
「そんで颯爽と鬼瓦登場!!!」
「出てきていきなり眉間に皺千本くらい入ってるもんな」
「ありゃあ恐かったわー」
「そうなんやけど、これはどっちがどっちなの、今?」
「どっちがどっちて?」
「いや、アレやんか、昨日幾ら使ったと思う?って言ったほうやんか」
「そんなんどっちゃでもええわ、それより鬼瓦2って、君、おもろいなあ」
「いやいいやいや、読んでる人おるんよ?」
「数えさしたったらええわ、そんなもん、それよりもやなあ、鬼瓦の相棒の鯉登次課長もたいがいに怖かったなあ」
「鯉登さんはこわいよー、夜でもグラサンですから。ポマードべった~でオールバックですから」
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「で、幾ら使ったの?」
「え?俺でええの?」
「そうや、君が最初に質問したほうや」
「ホンマ?」
「うん」
「いやもう、ええわ、その話は」
「ええやんか、ここまで言うたんやから」
「ええって」
「軽くでええよ、軽くで。」
「だって鬼瓦さん出されたらもう、どうしようもないやんか、こっちは」
「そんなことないよ、勝ち負けじゃないから」
「いやいや、君はナメるもん、俺のこと。俺が100円やていうも」
「100円!?」
「ああ!さいっあくや!!!!言うてしまった!!!墓まで持っていこう、って思ってたのに!」
「うそやろ?」
「いや、ホンマに100円やったんやって!」
「いやいや、今はそのウソじゃないよ。墓までもっていこう、いうとこやんか。実はそのタイミングで言いたかったんやろ?何気なく口から滑らせた感じで言いたかったんやろ?」
「なに言ってんの?ちがうちがう!!そんな小さっい悪と俺を同列にするな!と!!俺はかなりの悪なんやと!!」
「いやいや、もう、バレバレやったもん、間ぁが完璧やったもん、俺が100円、って言った後の返答の間が完璧やったもん。声の張り方も、顔の歪みも完璧やったもん。そんな完璧にやられたら、そりゃこっちもウソやろ?って言うしかないやんか」
「完璧やからこそ素ぅなんやって!俺の素をナメんなよ!!??もっそいボケ~っとしてるからな!!!」
「なおさらダメやないか!!ボケ~っとしてたらあんな間で入ってこれんわ」
「いや、ボケ~から臨戦態勢に入るまでの間がかなり俊敏なんですよ。スパーン……ですよ、ええ。」
「…?スパーン言われても分からんわ」
「速い、ゆうことやね、要するに。いや、とにかくもう、ホンマにワザとではないんやって!!」
「まあそれはええわ、でも、もっと言えば1日で100円しか使ってない、というのもウソやろ?」
「税込みで100円や」
「それはええよ、でもじゃあ、君は電気を使わなかったのかと。水を出さなかったのかと。ガスを使わなかったのかと」
「ああああ!!!!」
「ね?そういうことやね、俺が言いたいのは」
「うわわわわわあああ!!」
「うるさい!!」
「正直に言います、タイミングばっちし狙って100円言いました。すいませんでした」
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