ガタカ85点(100点満点中)

後期になってからほとんど学校もないので、
家で仕事(バイト)するか卒論書くかぐらいしか義務がない。

女もいないし、友達も多くないので必然、一人で過ごす時間が多くなる。

あまりにむなしい、っつんで最近は映画ばっかり観てる。DVDで。週14本ペースで観てる。ジーっと映画だけを見続けている。特典映像までしっかり観る。スタッフロールも垂れ流す。感慨にふけるために。ああ、あのシーンはとてもいい画だった、とか回想するために。ああ、あのおっぱいは確実にシリコンが入ってたな、とかいじわるな想像をするために。

今日はありあまる時間を有効活用し3本映画を観たのだけど、『ガタカ』がとてもよかった。
簡潔にこの映画の紹介をする。

・舞台は近未来。人間は遺伝子操作で生まれ、管理され、そして優劣が遺伝子で決まる社会。「自然」に生まれたビンセントは生まれながらにハンディキャップを負う。宇宙飛行士を夢見る彼にとって、その事実は致命的だった。夢を捨て切れない彼はある契約を交わす。


・ついでに軽い感想。
システムと人間の隙間、これが基本的には近未来を描いた映画や小説のテーマになるのだと思うけど、多くの作品では最後にはヒューマニズムに帰結させて、人間万歳!とやる形式になる。これはとても飽き飽きした形式ではあるがしかし、ガタカもこれを踏襲している。友情、愛、家族愛、そんなとこもしっかり押さえている。実に優秀である。まあ逆にいえば特別に斬新な映画というわけでもないし、想像を大きく超える、ということもない。

しかし俺はこの作品がとても好きだ。理由は3つある。

1.肯定的であるため。
俺はたとえばホラー映画とか、そういう暗い気分になったり嫌な気分になったりする映画が大嫌いで、どうせオチをつけるなら読めてもいいから希望のある(あるいは希望の残る)ラストにしてもらいたいと常々思っている。この映画は全編通して希望がある。ばか騒ぎの明るさではなくて、淡々と、継続的にやるべきことをやっていくという形の職人的な希望だ。これがきちんと・リアルに描かれていたので、まず気に入った。この時点でK点越え。


2.美術・音楽がしっかりしているため。
全体を通して薄暗く、霞がかかったような感覚。映画のトーンとよくあっていたのではないでしょうか。どうでしょうか。しかしベッドシーンのアレはやりすぎだ。逆に興ざめ。

3.主演女優が美しいため。
観ればわかる。美人は人を元気にする。ブスは逆だ。一周まわって笑えることもあるが。


他にも言いたいことは山ほどあるが、理由は3つにまとめろ、となんかの本に書いてあったのでこれくらいにしておく。
みなさんも今までたくさんの映画を観てきたでしょうから、よかったら俺にあなたが面白いと思った映画を紹介してくれませんか?何本でもいいんで。怖いの以外はたぶん観ますので。レビューも書くかもなんで。よろしくどうぞ。

敬具





蛇足
あと2本の1つ目はアメリカン・パイの続編の続編みたいなよくわからんやつ。35点
途中でだれた。ギャグが単調だ。おっぱいをたくさん拝めるためだけに見続けた。

2つ目は赤ちゃん泥棒。83点
泣いた。子供嫌いはこれを見れば赤ちゃんが好きになって、ついでに子供も好きになるはずだ。

コメント

nophoto
ななそ
2008年10月18日1:08

僕も友達もいないので休みの日はなるべく映画見てるようにしてます!
さすがに一週間に14本も見れませんが・・うらやましい!

おすすめはー盛男さんがどんなのがすきなのかとか好きな監督にもよるんですが
有名どころで最近見ておもしろかったのはジャームッシュの「コーヒー&シガレッツ」とか
タラちゃんの「パルプフィクション」とかー
アニメではマインドゲームというのがわりと

盛男
2008年10月18日22:20

好きな監督は今のところよくわかりませんw
いわゆる定番と友達に薦められたのと直感で選んだものを観てるんですが、特にこの監督だからいい、というのは今のところよくわからない感覚です。ゴダールくら独特になれば分かりますがw

おすすめありがとうございます!そのうち、たぶん観ます!