Roman Holiday

2008年10月17日 映画
100点(100点満点中)

ローマの休日はとてもいい映画だ。
そんな事を言うとまだローマの休日を観ていない君たちはこう言うだろう。
「ふん、インテリぶりやがって。クラシックが好きだという自分が好きなだけだろう?わかってるんだよ、お前の魂胆は。だいたい白黒の映画なんて観る気がしないね。それに話も堅そうだ。疲れそうなんだよ。かたっくるしいのはご免だね!」

おーけー、ブラザー。僕も観る前はそう思っていた。
どうせなんかよくわからんけど上品で知的でエレガントで笑えるところなんてまったくない、退屈な映画だと思っていた。
だけど、定番と言われているからにはそれなりの理由があるんだろう、しかたない。暇もあるし観てみよう、つまらなかったらすぐに停止ボタンを押してやるがな。なんて気持ちで、ついうっかり観てしまったのさ。

はっきり言おう。この映画は確かに白黒だが、しかし大いに笑え、大いに泣ける最高の映画だと。君たちは思うかもしれない。百歩譲って泣けるのはわかる。しかし笑える?この映画はコメディなのか?と。

イエス。俺はこの映画は半分コメディだと思っている。しかも一級品のね。とても朗らかな気分にさせてくれる、堅苦しさとはま逆にある、とても楽しい映画だ。

さらに言えば、萌えが大好きな大きなお友達にもお勧めだ。
君たちは確実にオードリー・ヘプバーンの美しさ、茶目っ気、そして気品に悶絶するだろう。断言するが、俺は萌えたし、レビューを見た限りでは99パーセントの男は彼女に萌えることになっている。ちゃちな女優と一緒にしてもらっちゃあ困る。

そういうことで、明日か明後日、君たちは必ずローマの休日を鑑賞しなければならない。これは義務である。きっと、ロマンあふれる休日になるだろう。

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