禁じられた遊び

2008年10月19日 映画
95点(100点満点中)

やはり良かった。
定番と言われるからにはその理由があるんだな、と思わずにはいられない作品。生きている内に観ておくべき映画ベスト10に確実にランクインするのではないでしょうか。百歩譲ってもベスト15には入っているべきだと思うのですが、どうでしょうか。

ラストシーンの救いのなさが唯一のマイナスポイントであるがしかし、あのラストシーンでしかこの映画は終われないのも救いのないところだ。時には「不幸」な結末でしか真実は語れないところがまた悲しい。
この映画に関してはさんざん批評されているから俺の言うことはあるまいが、ただひとつ指摘しておきたいのは、争いの図式はあらゆるところに適応され、我々はそこから発生する因果に否応なく巻き込まれてしまう、という救いのない事実である。ミシェルもポレットもそしてミシェルの家族も国家も、存在するだけでいざこざが起きるという救いのない事実。無垢であろうと、狡猾であろうとも、である。これ以上言うことは何もない。ちんこ。

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