87点

小学生・中学生のときは歌うのが恥ずかしくてたまらなかった。どうやらそれは俺だけの病気ではないことが、周りの男子も俺と同様、「口パク」をしていたことから判明した。悪いことに、それは感染症だったのかもしれない。
今ではすっかり人前で歌うことにも慣れたし、へたくそなダンスも女の前でさえ踊れるようになった。いつの間にか理解していた真実がある。それは、歌を評価するとき、上手・下手だけが基準ではない、ということだ。
あなたがもし「病気」を罹っていても心配はいらない。快方へと向かう切符がこの映画にあるのだから。

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