パルプ・フィクション
2008年10月27日 映画 コメント (2)89点
94年に公開されたクエンティン・タランティーノ監督による作品。
誰にでもある日常を切り取ったような会話風景(と言えば君たちには無理なほど面白いかもしれないが)と、絶対に誰にも起こらないであろう非日常なバイオレンスとドラッグと、やっぱり最後は仁義あふれる結末を迎えるこの映画を、俺はとても気に入ったね。
どんな映画でも基本的にはそうなのだけど、映画を観る前は「これからの時間が無駄になるかもしれない」という思いがどうしても拭えず憂鬱に似た感情が襲ってくる。たいていの映画はそのテンションを引きずりながら観るのか、それとも本当にその映画が面白くないからなのか、映画序盤はたいていイライラしている。このパルプ・フィクションは観る前は155 分もの長丁場になることを知っていたし、その日は溜めた論文も書かなければならなかったこともあり、普段にもまして憂鬱なスタートとなったのだがそれもつかの間、一気に物語に引き込まれ、ラストまで約2時間30分、ずっとわれを忘れて物語に没頭できた。わけのわからん人生論や説教も出てこず、出てきても本当にわけが分からず、潔いテンポで淡々と物語は進む。この粘り気のないあっけらかんとした感覚、これが実に爽快で、気持ちいい。20歳前後にはキルビルで有名なこのタランティーノ監督、観たことがなかったら一度は観ておくのも人生の進行上、特に害悪をもたらすものでもないだろう。有害ロリータポルノ観ている時間があるのなら、この映画に時間を割くのも悪くないだろう、ということだ。
94年に公開されたクエンティン・タランティーノ監督による作品。
誰にでもある日常を切り取ったような会話風景(と言えば君たちには無理なほど面白いかもしれないが)と、絶対に誰にも起こらないであろう非日常なバイオレンスとドラッグと、やっぱり最後は仁義あふれる結末を迎えるこの映画を、俺はとても気に入ったね。
どんな映画でも基本的にはそうなのだけど、映画を観る前は「これからの時間が無駄になるかもしれない」という思いがどうしても拭えず憂鬱に似た感情が襲ってくる。たいていの映画はそのテンションを引きずりながら観るのか、それとも本当にその映画が面白くないからなのか、映画序盤はたいていイライラしている。このパルプ・フィクションは観る前は155 分もの長丁場になることを知っていたし、その日は溜めた論文も書かなければならなかったこともあり、普段にもまして憂鬱なスタートとなったのだがそれもつかの間、一気に物語に引き込まれ、ラストまで約2時間30分、ずっとわれを忘れて物語に没頭できた。わけのわからん人生論や説教も出てこず、出てきても本当にわけが分からず、潔いテンポで淡々と物語は進む。この粘り気のないあっけらかんとした感覚、これが実に爽快で、気持ちいい。20歳前後にはキルビルで有名なこのタランティーノ監督、観たことがなかったら一度は観ておくのも人生の進行上、特に害悪をもたらすものでもないだろう。有害ロリータポルノ観ている時間があるのなら、この映画に時間を割くのも悪くないだろう、ということだ。
コメント
たしかに150分とか長いし、見はじめたのも夜中だったので自分も仕方なく見るって感じだったのですが、本当に難しいこと考えなくても見れるし、でも単純てわけじゃないし、、
つまり引き込まれたって事ですね!この監督はーデスプルーフもなかなかおもしろかったですが、やっぱりこの作品が一番だと思います!
いや~、ななそさんにはいい映画を教えていただきました。
タランティーノの作品はこれとレザボアしか観たことないので、次観るならデスループにします。