68点

 変革をスローガンに掲げ続けたオバマが米国大統領に当確したわけですが、そろそろこういう政治とか経済の話はこのブログでやるべきではないと思うので、やめにします。やめにしたいのですが、少しだけ。オバマは「変革(チェンジ)、変革(チェンジ)」と言っておりますが今のブッシュ政権の政策も初期のゴリゴリの新自由主義的な政策とはだいぶ違ってきていて、民主党のそれに近くなっている。たとえば公的資金を注入したり家庭に小切手をばらまいたりみたいなこともしている。俺がわからないのはオバマは何からどうチェンジしたいのか、ということである。当たり前だが何かが変われば何かが必ず良くなるわけではないし、変えるにしてもその変化が急激だとどこかに必ず犠牲が生まれる。日本の例だと小泉・竹中のアホが馬鹿みたいにさっさと不良債権を処理しようとしてその結果多くの企業が潰れたりした。ここは賛否が分かれるところかも知れないが少なくとも不要な倒産、失業が増加したことは間違いない。俺がここでしたいことはいまさらの小泉政権の批判ではない。あのカスだけはいまだに本当に許せないと思っているし、一生許せない人間だと思うがそれは置いておいて、彼がどうやって、どのような変革(チェンジ)をなすのか、注意深く観察する必要がある、と言いたいだけである。たとえば彼は反戦、具体的にはイラク撤退を謳うが帰ってきた兵士はどうやって生活するのか、また軍事産業の縮小による税収の落ち込みおよび雇用の喪失など、軽く考えただけでもイラク撤退によるデメリットは思いつく。何も俺は戦争をしろ、と言っているわけではないし、戦争をすれば何もかもがうまくいく、とも言っていない。俺が言っているのは、変革(チェンジ)の舵取りの難しさである。まあ、これ以上書くと恥を晒しそうだし、今もだいぶアレなこと言ってるかも知れないのでそろそろこの件については沈黙する。(異論・反論・間違いの指摘があれば是非)


 映画に話は移るが、キャスト・アウェイはトム・ハンクスが大好き!!と言う人に特におすすめ。彼は賞取り俳優などと揶揄されることもあるが、やはりその役者魂というか、ガッツはさすがにハリウッドの名作に出続けられるだけあって凄まじいものがある。認めざるを得ない、この存在感(プレゼンス)、って感じ。

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