95点
禁煙の薬ヤバイわ。あれはすごく効くわ。
今はまだ煙草を吸っても許される期間なので喫煙してるんだけど、ほとんどたばこを吸いたくならない。なんか、飽和感がある。「もう俺の中には十分にニコチンがあって、これ以上吸ったところで絶対うまくないわ」という確信がある。
そんでちょっと吸ってみても全然うまくない。メンソール入りのたばこを吸ってるのだけど、苦いのとスーとするのしか感じない。
ニコチンを吸入したときの充足感がまるでない。吸い損ってかんじ。あまりに満足感がないから、眉間に皺を寄せて、重鎮みたいな顔して喫煙してる。重鎮とは一番遠い所にいる俺が、重鎮みたいな顔をして喫煙している。
違う言い方をすれば、新入社員にすらなってない俺が、大企業の重役みたいな顔して喫煙している。妻に23歳の秘書との秘め事がひょんなことでバレてしまった時の重役みたいな顔をして喫煙している。乳を思いっきり吸ったのがめっちゃバレて思いっきり怒られている重役の顔をして喫煙している。「代わりにあたしの乳も吸いなさいよ」と69歳の妻に言われて、それだけは絶対に嫌やわ、と思いながらも離婚はもっと嫌だと思い、しぶしぶ69歳の垂れ乳を舐めてる重役の顔をして喫煙している。
要するに、苦々しい顔をして喫煙しているわけやね。
映画『ホテル・ルワンダ』
久しぶりにええ映画を観させていただきました。
☆10個と言いたいところですが、主人公の妻の顔がどうしても俺には我慢ならなかったので星を0.5個減らさせていただきます。
内容は各々勝手にwiki等で調べてほしいんですが、俺がとても感動したのは主人公の賢さ。
並の映画の主人公ならば正義感に駆られて利害無視の直情的に行動してしまう所を、メリットとデメリットを冷静に計算して、もっとも合理的になる行動を取ろうとしているところにそれを感じた。
その手法はただおべっかを言ったり、ものを貢いだりするわけではない。
往々にして、利害関係が対立していて立場が上の人間には謙っておけばとりあえずはその場の空気は持つだろう、という日本人的な感覚ではなくて、交渉としてそのような態度をとる。だから必要以上におべっかを言わないし、無駄な嘘をつかない。
要するに、甘えがなく、戦略的なのだ。その毅然とした態度がとてもかっこいい。
しかし人間だから情に流されることもある。ふだんから情に流されっぱなしのアホが情に流されてもまったく感動しないが、この男が情に流される時はとても感動する。切実感がまったく違うのだ。
切実感あふれるこの映画、観たことない人は早急にツタヤに行って借りてくるように。
禁煙の薬ヤバイわ。あれはすごく効くわ。
今はまだ煙草を吸っても許される期間なので喫煙してるんだけど、ほとんどたばこを吸いたくならない。なんか、飽和感がある。「もう俺の中には十分にニコチンがあって、これ以上吸ったところで絶対うまくないわ」という確信がある。
そんでちょっと吸ってみても全然うまくない。メンソール入りのたばこを吸ってるのだけど、苦いのとスーとするのしか感じない。
ニコチンを吸入したときの充足感がまるでない。吸い損ってかんじ。あまりに満足感がないから、眉間に皺を寄せて、重鎮みたいな顔して喫煙してる。重鎮とは一番遠い所にいる俺が、重鎮みたいな顔をして喫煙している。
違う言い方をすれば、新入社員にすらなってない俺が、大企業の重役みたいな顔して喫煙している。妻に23歳の秘書との秘め事がひょんなことでバレてしまった時の重役みたいな顔をして喫煙している。乳を思いっきり吸ったのがめっちゃバレて思いっきり怒られている重役の顔をして喫煙している。「代わりにあたしの乳も吸いなさいよ」と69歳の妻に言われて、それだけは絶対に嫌やわ、と思いながらも離婚はもっと嫌だと思い、しぶしぶ69歳の垂れ乳を舐めてる重役の顔をして喫煙している。
要するに、苦々しい顔をして喫煙しているわけやね。
映画『ホテル・ルワンダ』
久しぶりにええ映画を観させていただきました。
☆10個と言いたいところですが、主人公の妻の顔がどうしても俺には我慢ならなかったので星を0.5個減らさせていただきます。
内容は各々勝手にwiki等で調べてほしいんですが、俺がとても感動したのは主人公の賢さ。
並の映画の主人公ならば正義感に駆られて利害無視の直情的に行動してしまう所を、メリットとデメリットを冷静に計算して、もっとも合理的になる行動を取ろうとしているところにそれを感じた。
その手法はただおべっかを言ったり、ものを貢いだりするわけではない。
往々にして、利害関係が対立していて立場が上の人間には謙っておけばとりあえずはその場の空気は持つだろう、という日本人的な感覚ではなくて、交渉としてそのような態度をとる。だから必要以上におべっかを言わないし、無駄な嘘をつかない。
要するに、甘えがなく、戦略的なのだ。その毅然とした態度がとてもかっこいい。
しかし人間だから情に流されることもある。ふだんから情に流されっぱなしのアホが情に流されてもまったく感動しないが、この男が情に流される時はとても感動する。切実感がまったく違うのだ。
切実感あふれるこの映画、観たことない人は早急にツタヤに行って借りてくるように。
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