90点

共産党はいいことも言ってるが…

あるテレビ番組で共産党の 志位和夫委員長が出て「大企業の横暴は許さん」みたいなことを言ってた。「内部留保が年々増加しているのに、なんで派遣切りをするんだ、その金を労働者に回さんかい」みたいないつものロジックで熱く語ってたけど、どうなんでしょうか。みなさんはこの発言にどう思いますか。

俺ははっきり言ってかなり非現実的なこと、というか、そんな性善説に基づいたことを企業に求めること自体が大間違いだと思わずにはいられないんですが…。彼らは法さえしっかりと守っておけはいいわけであって。

志位さん最後の切り札の内部保留金もこれ、株主のもので、企業が「しゃあねえ、ここは人助けだ」つって自由に使える金ではないんですね。使うには株主の承認がいるわけで、そんな得にもならんことをどこの株主が許すんでしょうか。俺が株主なら切れるね、そんなことされたら。なぜなら俺の損だから!いやや!俺、損するのいややー!!

あと、企業は内部留保をもとに企業がなにか経済的な決定をするわけでもないですし。やつらが決定する基準は得になるか否か。だから、「内部留保がごっつ増えてきたわー。そや、この金でもっと人を雇ったろ!!」みたいな発想には絶対ならないわけですね。そこを知ってか知らずか「あ、あんたの企業、内部留保ごっつ増えてるやん、このおっちゃん雇ったりいな」なんてことを言っても完璧に無駄という話であって。


あと、「大企業からもっとがっぽり取れ!」みたいなことも言ってたけど、彼らが外国に逃げたらどうするのか、というところには触れもしていない。他にもいろいろ疑問に残るところはありましたわ。


現状、共産党の役割は大きくなっていると思う。だが、もっと現実に則した話をしてくれんことには、これ、どうしようもないです。どうしても彼らからは理想論みたいなことしか聞けない。いや、ええことも言ってると思うんですけどね。ただ俺も共産党のことを詳しく知ってるわけではないので、綱領くらいは読もうと考えております。考えてだけおります。





ワン・プラス・ワン

1968年
出演: ローリング・ストーンズ←
監督: ジャン・リュック・ゴダール




革命。

68年の空気を俺は知らないが、この時代の熱さ、これをヒシヒシとこの映画から感じた。
ロック史に燦然と輝く永遠の名曲「悪魔を憐れむ歌」の制作過程に織り込まれる革命の伊吹。
荒々しく、残酷で、混沌としている情景が次々と挿入されていくわけだが、その中で俺たちは革命の根底にある「怒り」を感じずにはいられない。
その生々しい怒りの感情とストーンズの「悪魔を憐れむ歌」との融合はまさに奇跡的だとしか言いようがなく、これは歴史的な傑作と呼ぶに相応しい一本であろう。
ま、ストーンズファンでもありゴダールファンなりかけの俺が言うことだからあんまり信用してほしくないけど。


悪魔を憐れむ歌(Sympathy For The Devil)歌詞

http://www.lovecms.com/music-texas/music-sympathy-for-the-devil.html

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