●子供の頃の俺にとってのビールのイメージは、限りなく悪かった。オヤジがビールを飲んで暴れて、母親に暴力をふるっていたのを毎日のように見てきたからだ…。というのは嘘で、純粋にビールの持つ「オッサン臭さ」が鼻についたからだ。
お盆や正月に親戚のおっさんが集まってビールを飲んで顔を真赤にしている様子は野暮丸出しで嫌いだったし、飲食店でビールを飲むおっさんたちに溢れんばかりの大衆性を感じてしまって悲しくなったこともある。
だがバドワイザーに代表される外国のビールは違った。ガキはアホだから『外国のもの=かっこいい』みたいな発想だから、バドワイザーを飲んでいるおっさんはちょっとかっこよく見えるのだ。
例えば人がブランドの服を買うのは着心地のよさだけを求めるわけではなく、そのブランドの持つステータスも同時に欲しているように、人間は決して実質性だけを求める生き物ではない。
特にこんにちにおいては発泡酒や第三のビールの出現により、ビールのもつ「高級感」が際立ち、言ってみれば「ブランド感」は高まっている。その中において「アメリカのビール」となると、より一層のブランド感が付与されることとなる。同じ食べ物でも食器の清潔さや形によって満足感が違ってくるように、おそらく、こういったブランドイメージというものもビールを楽しむ上では、ひとつ重要な要素であることに間違いはないだろう。
●バドワイザーは大学生のようなビールに慣れていない人間に向いているビールだと言える。その味の軽さ、そして仄かな甘味はビールビギナーを優しく迎えて入れるはずだからだ。昔からアメリカの懐の広さは変わらない。
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お盆や正月に親戚のおっさんが集まってビールを飲んで顔を真赤にしている様子は野暮丸出しで嫌いだったし、飲食店でビールを飲むおっさんたちに溢れんばかりの大衆性を感じてしまって悲しくなったこともある。
だがバドワイザーに代表される外国のビールは違った。ガキはアホだから『外国のもの=かっこいい』みたいな発想だから、バドワイザーを飲んでいるおっさんはちょっとかっこよく見えるのだ。
例えば人がブランドの服を買うのは着心地のよさだけを求めるわけではなく、そのブランドの持つステータスも同時に欲しているように、人間は決して実質性だけを求める生き物ではない。
特にこんにちにおいては発泡酒や第三のビールの出現により、ビールのもつ「高級感」が際立ち、言ってみれば「ブランド感」は高まっている。その中において「アメリカのビール」となると、より一層のブランド感が付与されることとなる。同じ食べ物でも食器の清潔さや形によって満足感が違ってくるように、おそらく、こういったブランドイメージというものもビールを楽しむ上では、ひとつ重要な要素であることに間違いはないだろう。
●バドワイザーは大学生のようなビールに慣れていない人間に向いているビールだと言える。その味の軽さ、そして仄かな甘味はビールビギナーを優しく迎えて入れるはずだからだ。昔からアメリカの懐の広さは変わらない。
"Here Comes the King
http://www.youtube.com/watch?v=6aWzuQ1ufGs
バドワイザーのテーマ
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