取り返しの付かない事態が進行している
2011年5月29日 エッセイ コメント (2)取り返しの付かない事態が進行している、あるいは眼に見えないところで発生してしまっているという疑念にかられる。
淡い意識の中で電車に揺られ会社に向かい、鈍い頭痛と共に帰りの電車に揺られる毎日が、風の様にさらさらと過ぎ去っていく。
俺は時に冷淡に、そういった日常を眺める。巨大な洪水に町が流される映像を見るように、無力感でいっぱいだ。
ある哲学者は、俺のような人間に「鷹の勇気と蛇の知恵をもて」と言った。あらゆる生命が己の勇気と知恵を持って何かに対処できるという幻想と、そうしないと何も始まらないという身も蓋もない精神論。いずれにしろ、取り返しの付かない事態は、ほぼ間違いなく、進行している。結局は、是と認められるかどうか。その一点に尽きるのだが、自信を持って是、と自認出来うる人は、相当な自信家か、あるいはただのアホだろう。
淡い意識の中で電車に揺られ会社に向かい、鈍い頭痛と共に帰りの電車に揺られる毎日が、風の様にさらさらと過ぎ去っていく。
俺は時に冷淡に、そういった日常を眺める。巨大な洪水に町が流される映像を見るように、無力感でいっぱいだ。
ある哲学者は、俺のような人間に「鷹の勇気と蛇の知恵をもて」と言った。あらゆる生命が己の勇気と知恵を持って何かに対処できるという幻想と、そうしないと何も始まらないという身も蓋もない精神論。いずれにしろ、取り返しの付かない事態は、ほぼ間違いなく、進行している。結局は、是と認められるかどうか。その一点に尽きるのだが、自信を持って是、と自認出来うる人は、相当な自信家か、あるいはただのアホだろう。
コメント
でもどうすることもできないので、悲観しつつも流されるしかないと諦念していたようです。
これから僕のことを平成の漱石と呼んでください。よろしくお願い致します。